京都・奈良・滋賀・三重、東大阪の中小企業様の中には100万円以上の費用を使ってホームページを作った。ECサイトを作った。IT補助金を使ったので費用を全額負担したわけではないけれど予想以上に
- 人が集まらない(見られない)
- 売れない
「まぁ、こんなもんだろ」で終わらせられるなら、ここから先の話は必要ありません。いっぽうで「何としてでも期待していた成果に近づきたい」という場合は、ここから先を読んでみてください。
これまでお手伝いさせていただいた経験から申し上げますと、
- 集まらない
- 売れない
を解消できるポイントは、ほとんどの企業様で同じだからです。
集まらない、売れない理由
他社と同じようにホームページを作った。ECサイトを作った。にも関わらず、どうして自分の会社だけ期待していた成果へ近づかないのか。その理由を見ていきます。
BtoCの場合
BtoC向け(消費者向け)のホームページやECサイトの場合ですと、次の理由が多いです。
- 企業名(メーカー名)で指名検索されていない
- 商品名(ブランド名)で指名検索されていない
消費者は「知っている」ことしか検索してたどり着きません。いくらSNSで大量の情報を受け取れるようになっていたとしても、気になって検索しようと思い立つのは「知っている」という安心があるからです。
もし「指名検索」されているのに「集まらない」「売れない」という場合は、
- 口コミ
- レビュー
これらの数が極端に少ないのか、良くないことがネット上で流れていると考えられます。
BtoBの場合
BtoB(企業向け)のホームページやECサイトの場合ですと、次の理由が多いです。
- 指名検索されていない(BtoCと同じ)
- 実績が不透明
企業間取引の場合、特定のジャンルで「知られている」ことがBtoCよりも重要です。また、実績がわからないところとは「取引しない」という企業が多いので、仮に見てもらえても話が前に進みません。
集まらない、売れないを解消できるポイント
BtoC、BtoB、どちらにしても解消できるポイントは同じということがおわかりいただけたでしょうか。
知名度を高める
まずは「指名検索」してもらえることを目標にしていきましょう。
知名度を高める方法
予算と人材という2つのリソースに制限のある中小企業様で出来る方法は、次の3つです。
- インターネットでの「認知度向上」広告運用を実施
- 定期的なブログ発信
- 継続したSNS運用
インターネット広告を実施するとき「コンバージョン獲得」を目標にするタイミングではありません。この段階では「知ってもらう」ことが目標です。ここ、間違えないようにしてください。
口コミやレビューで「より認知度アップ」
知名度が高まってきたタイミングで、
- 口コミ
- レビュー
これらをユーザーに投稿してもらうようにお願いしていきます。
もしSNS上で認知度が高まってきた場合であれば、ユーザーに「買ってこんなに変わった」「買わなきゃもったいない」という方向の投稿をしてもらえるように誘導する仕組みを考えなくてはいけません。
ここで注意しておきたのは、口コミやレビューは
- 購入したこと
- 使ったこと
- 利用したこと
これらの行動を「わざわざSNSに投稿したくない」商材の場合は、どんなにがんばって誘導しても拡散される可能性が低いことです。
次のような商材は「わざわざSNSに投稿したくない」商材の例です。
- 情報サイトで儲かった(損した、騙された人は書いてくれます)
- 金融サービス(株とかFXとか暗号資産とか)
- ダイエット(芸能人ならともかく、あまり言いたくない話題です)
- 育毛剤(こちらも芸能人ならネタになりますが・・・)
さらに注意いただきたいのが「BtoB」向け商材(商品)やサービス。上記の無形商材やコンプレックス商材ではなかったとしても、基本的にBtoBという企業間取引の場合、その性質から取引先や使っている商品・製品やサービスを「外へは言いたくない」ため、口コミやレビューを望んでも書いてもらえる可能性はかなり低くなると覚悟しておきましょう。
継続したSNS運用の注意点
継続したSNS運用は、
- 時間
- 労力
- 人的リソース
- 炎上対策
こうしたことが必要になりますので、社内全体で覚悟を持ってスタートしてください。
SNSでもっとも良くないのは「中途半端」に発信し、「中途半端」に終わったのか継続しているのかわからないまま「ほったらかし」になることです。
さいごに
ホームページやECサイトを作ったけれど、作る前と何も変わらない。予想していたのと違う。こういう場合、まずは今回お話した「理由」に一致していないか考えてみてください。
そして一致していたなら、素早くインターネット広告を活用して「知名度アップ」の行動を進めましょう。
その次にブログ投稿の継続。
まずはこの2つを半年~1年継続してみてください。
