「ITは詳しい人に任せた方がいい。」

そう考える建築会社の社長さんは多いと思います。実際、それ自体は間違いではありません。

ただし、任せ方を間違えると失敗します。

これまで多くの建築会社様を見てきて感じるのは、繰り返し起きている判断ミスがあるということです。

判断ミス①:ITに詳しい社員に「丸投げ」する

ITに詳しい社員がいると、つい「全部」任せたくなります。その気持ち、わかります。

しかし、任されたその社員さんはというと、

  • 業務全体を俯瞰していない(自分の業務範囲はわかるけど)
  • 経営判断の責任を負えない(任命されただけなので当然)

こういう中途半端なポジションになってしまっていることがほとんどです。

で、気にせず進めると結果として、「部分最適のシステム」が出来上がります。

※部分最適のシステムとは、意図せずに業務全体の一部分だけに使えるシステムが出来上がることです。

判断ミス②:ベンダーの提案を「比較せず」決める

システム会社(ITベンダー)の提案は、カタカナの専門用語も多く、正しく聞こえます。

しかし、会社にとって最適かどうかというと別問題。

  • 比較
  • 整理
  • 判断

この3つをしないまま進めると、会社に合っていないまま話が前進。気づいたときには、後戻りができなくなります。

判断ミス③:「今やらないと遅れる」と焦る

  • 他社もIT導入している
  • IT導入の補助金がある

この2つの言葉に反応して判断を急ぐと、使われないIT導入となり「ほぼ失敗」します。

建築業では特に、人が実際に動くアナログベースで「業務が固まってから」でないと、ITは定着しません。

判断ミスしないために、社長は何をすればいいのか

経験からシステム会社やITベンダーの営業、ITコンサルタントとは逆のことを言いますが、社長がやるべきことは、ITを理解することではありません。

  • どこを変えたいのか
  • 何を変えなくていいのか
  • 失敗したら何が困るのか

これらを言葉にできれば(言語化できれば)、十分な判断ができます。

さいごに

IT導入は、「技術の問題」ではなく「経営判断」です。だからこそ、判断を整理する役割が必要になります。

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