「ITで効率化できるはずなのに、、、なぜか現場が混乱している」
建築会社の社長から、ここ数年で最も多く聞く相談です（他の業種の社長からも、似たような話を聞きます）。
この状況、DXやIT導入そのものが悪いのではありません。問題は、進め方を間違えると現場が止まるということ。笑えない事実ですが、実際に多くの建築会社で、同じ失敗が繰り返されています。
3つの失敗理由
失敗理由1：現場を知らないまま決めてしまう
よくあるのが「事務効率を考えて導入したシステムが、実際には現場で使われず、導入前よりも手間のかかる二重入力になる」という失敗。
そして、この失敗が発生したとき、もっとも良くないのが次の判断で放っておくこと。
「そのうち現場は慣れるだろう」
判断を誤り、失敗する一歩目（最初のつまずき）を生み出しています。
失敗理由2：ITベンダーの提案をそのまま採用する
ITベンダーの説明は正しく聞こえます。しかし、建築業特有の業務までは見ていません。
結果として、「できるけれど、使えない」仕組みになりがちです。
失敗理由3：「DX」が目的になっている
- 補助金が使えるから
- 他社もやっているから
- ニュースで頻繁に見かけるから
こうして理由で始まったDXの多くは、業務改善ではなく「作業の追加」になります。
放っておくと、、、どうなるのか
放っておく会社さん、多いと思いますが放置すれば、
- 現場はITを嫌う
- 事務は何とかして使わないといけないので疲弊する
- 社長は経営判断が遅れる
こういう状況が進んでしまい、結局は「ITは失敗だった」という良くない空気や記憶だけが残ります。
こうならないための解決策
必要なのは、高度なシステムではありません。有名な経営コンサルタントの助言でもありません。
- 今の業務を整理すること
- どこを変え、どこを変えないか決めること
- 社長が判断できる材料を揃えること
これだけ。
嘘のような話ですが、現実にはこれだけでIT導入の失敗は大きく減らせます。
さいごに
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無理な営業は行っていませんので、お気軽にご相談ください。