2025年8月末までは何ともなかったのに、9月8日か9日にマクロを動かすと、こんなエラーが出るようになった(私のところではExcelに記述しているVBAを動かしたら発生)。

これ表示されてビックリした

困ったことです。動かしたタイミングが関係しているようなので、おそらくアップデートに原因があるんじゃないかと探して見ました。

(やはり)原因はアップデート

今回、8月のアップデートでバージョンが「2508」になったことでVBAの解釈が変わって発生していました。

ネットで調べていると、海外でも困っている人がいました。

発生する部分

私のところでは、VBAのRegExp(正規表現)を使っている部分でエラーが発生。他の処理でも発生している可能性はありますが、私のところではこれしか発見できませんでした。

解決方法

3つ考えられます。

  1. RegExpを使っているところのコードを修正する
  2. マイクロソフトオフィスのバージョンアップで解決するのを待つ
  3. ひとつ前のバージョンへ戻す

1番は面倒です。できればやりたくないです。修正するとテストも必要になりますから、最終手段にしておきたい。

2番は「待てるなら」これがベストです。しかし、業務で使っている場合だと待てないことが多いです。

ということで、業務で使っている場合ならベストな解決方法は「3番」です。

ひとつ前のバージョンへ戻す方法

これ、ひとつずつ解説しようかと思ったのですが、ネットで調べていて大変詳しくわかりやすく解説されている方がいらっしゃったので紹介します。

【Wordアドイン】エラー対策としてWordを前のバージョンに戻す方法(2025年8月版)/みんなのワードマクロ

※すでに良い情報があるのなら、その情報を多くの人へ共有する。これが本来のホームページの在り方。

Windowsのコマンドプロンプトを使いますので、パソコン初心者の方には少し難しいかもしれませんが、ゆっくりとひとつずつ進めるとたぶんできます。

注意点

会社で使っているエクセルとかワードの場合、アカウントやバージョンの管理をシステム部などで行われている可能性があります。

そうした場合、勝手に自分のパソコンのバージョンだけダウンするのはよろしくありません。必ずシステム部の方や、社内でパソコンやエクセルのバージョンなどを管理されている方に確認しておきましょう。

そして、マイクロソフトから今回の問題が修正された新しいバージョンが用意されたら、できるだけ早くバージョンアップを忘れずにやっておいてください。

さいごに

こういうの、昔からありますし今後もゼロにはなりません。

対処方法はネットで探せば何かしらあります(海外も含めて)。しかし「できるから対処する」というのは会社のPCでは厳禁。会社のPCでは勝手にやらない。必ず会社のPC担当者へ連絡して「自分で対処して良いのかどうか」確認してください。

2025年10月2日追記

2025年10月2日にオフィス365をアップデートしました。Excelのバージョンが「2509 (Build:19231.20156)」になりました。

上記バージョンでエラーが発生していたVBAを実行しましたところ、エラーの発生はなくなりました。

RegExpしか私のVBAでは引っかかっていなかったので他の命令ではエラーが発生するのかもしれませんが、RegExpに関するエラー解釈は修正されたようです。